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ES書かなきゃいけないんだけど、とりあえず頭の中のものをアウトプットしていこう。

今年は地元のミニシアターの会員証をいただいたので、いっぱい映画観るぞぉ~(*`∀´*)

「この自由な世界で」(2007/イギリス=イタリア=ドイツ=スペイン)
監督:ケン・ローチ


評価:☆☆☆☆☆星五つ。

今年初めて観た映画で、華々しく会員証の一ページ目を飾りました。・・・内容はちっとも華々しくないんですが笑

【カンタンにあらすじ。】

職業紹介所につとめる主人公アンジーはシングルマザー。ある日会社を不当な理由で解雇されるが、前職でやしなったノウハウを活かし、友人ローズと職業紹介所を立ち上げることを思いつく。
しだいに、不法入国した移民者を雇ったほうが儲かることに気付いたアンジーは、彼らを雇い、ビジネスを切り開いていく。


【感想】
自由市場、移民労働者の問題点がここに映し出されています。

ホントはもっと頭のよさそうなコメントをすべきなんだろうけど、あえて思ったことを書こうと思います。

※あいかわらずネタバレです。

主人公のアンジーはシングルマザーで、ただ一人の愛する息子と暮らしたいがため必死になって働いている。「だれかに命令されて働かされるのはもうたくさん!」という彼女が、今度は搾取する側にまわる。

そして搾取される側は、悪条件の中で、法律で定められた最低賃金以下で働かされる。


アンジーはただ「息子と暮らしたい」という小さな願いのために、不法移民から搾取をつづけます。しかし、一方の搾取する側にも生活があり、家族がある。ここにあるのは、永遠に抜け出せないパラドックスです。


みんな同時に、平等・幸せになんてなれない。

いま私たちは就活をしているけど、私たちがこれから飛び込もうとしている世界はちっとも美しくなくて、こんな矛盾と不条理だらけなの?


この映画にはハッピーエンドなんて用意されていないけど、一つだけいえることがある。それは「だれも悪人がいない」ってこと。

搾取する側・される側、どっちも悲しいんだ。どちらも、どうしようもなくやりきれなくて、わかりあえなくて、弱肉強食で、こんなにも毎日を必死に生きてる。


ケン・ローチ監督は社会派の作品で知られる方で、イギリス国鉄民営化やアイルランド内戦を題材にした作品を撮っていらっしゃるそう。今作品はイギリスのドメスティックな話ですが、世はグローバリズム、最近の日本にも通ずるものがあるように感じられました。
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性別:
女性
趣味:
映画鑑賞
自己紹介:
可愛いものとお花が好き。

詳しくはリンクの「前略プロフ」をご覧下さいませ。

【近況】
ファッションショー実行委員(モデルマネージャー)として活躍中。

【最近観た映画リスト(5段階評価)】
・ニライカナイからの手紙(7/24)…4
・月とチェリー(?)…4
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