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+彩花+が観た・聞いた・感じたこと。
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ある方が、長い眠りにつきました。

一度だけ、学校の授業でお話を聞かせていただきました。

地元の文化的振興のために尽力していた方でした。

cdc13110.jpeg


人は、いつか死んでしまう。
その一方で、生まれゆくものもあるけれど。

b05ebd48.jpeg

誰かがいなくなってしまうというのは、ブラックホールや地震みたいだ。
そこだけポッカリと穴があいて、その穴から少しづつ感情が波及する。

「『生産』と『消費』こそ生命の喜びをあらわす活動」だとかいう言葉がなにかに書いてあった。いまさら、その通りだと思った。

死んだら、それができなくなる。
当たり前だけど、なにひとつできなくなる。


生きているあいだ、あの人は多くのことを「生み」だしてきたんだろうと思う。
現に、その人が「総支配人」をつとめてた映画館へ映画を観にいったことがあるし、映画祭に行ったこともある。
そして、それが記憶のなかに残ってる。

めぐりめぐって、多くの人になんらかのものを与えてきたでしょう。

ほんの小さな記憶でも、それはたしかに「誰かの一部」でありつづける。
あの人が死んでも。

いろんな人が悲しいだろう。
そして、自分の大好きな人が悲しかったら、私も悲しい。
でも、どーすることもできない。

あの人と私たちのいる場所には、大きな「隔たり」ができてしまった。
その前で、人間だれしもムチャクチャ無力なんだと思い知らされた。


死んだ人はもう、なにも生み出しはしない。
それでも、生きているうちにしたことは、誰かの一部になって生きつづいていく。


あの人は、生きてた跡をたくさん残していったんだと思う。

f1756c66.jpeg

こんな日の雨は、多くの人の悲しみを映してるみたいだ。

心より、ご冥福をお祈りします。
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+彩花+
性別:
女性
趣味:
映画鑑賞
自己紹介:
可愛いものとお花が好き。

詳しくはリンクの「前略プロフ」をご覧下さいませ。

【近況】
ファッションショー実行委員(モデルマネージャー)として活躍中。

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・月とチェリー(?)…4
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